QHHT第2回 / 2024年11月9日 / プラクティショナー:南風(みなみかぜ)さん

星を守っていた頃

火山を守る意識体として、仲間と融合し、星のエネルギーになった記憶。

第1回のセッションから8ヶ月後の2024年11月、再び催眠の椅子に座ることにしました。一度目で「光だった頃」の記憶を見た私が、今度はどんな世界に連れて行かれるのか。半信半疑だった前回とは違って、今回は少しだけ楽しみにしながら目を閉じました。

※第1回の記録はこちら → 光だった頃

雲の間を抜けて、ゆっくりと降りていきます。

眼下に広がっていたのは、岩肌の大地でした。空には雲がいっぱいに垂れ込めていて、それが真っ赤に照らされている。火山地帯のような、殺伐とした荒々しい世界です。それなのに、この世界を少し探ってみると、たんぽぽみたいな綺麗な花がぽつんと咲いていました。こんな荒々しい世界なのに、こんなところにも花が咲くんだ、と嬉しくなりました。

「ご自身の足元には、何がありますか?」と南風さんが問いました。

足は、ありませんでした。

今回も、体がないのです。ただ、前回のような光の玉というより、もっと軽い…意識そのもの、という感じでした。視点が自由自在に変わって、ピュンと飛ぶように動ける。ああ、そうやって飛び回っているうちに、さっきの花を見つけたんだな、と分かりました。

試しに飛んでみると、隣にもう一つ、同じような火山がありました。こちらは真っ赤ではなく、白っぽい岩肌をしています。赤い火山と白い火山が二つ並んでいる、そういう世界でした。

仲間はいますか、と南風さんに聞かれて、意識を向けてみました。そうすると、自分と同じような存在が6体か7体、あちこちをピュンピュンと飛び回っています。でも、会話はしません。する必要がないのです。同じだから。みんな同じで、全て自分…うまく言えないけれど、そういう感覚でした。

さらに他へ意識を向けてみると、自分たちとは異なる、別の存在がいることに気づきました。

私たちと違う、青い発光体です。輪郭がはっきりしていて、動くと光の尾を引くように残像が残ります。私たちがどれだけ飛び回っても軌跡は残らないのに、青い存在たちの通り道だけは、しばらく光って見えている。明らかに別の存在なのに怖さはまったくなくて、ああ、共存しているんだな、と自然に思えました。

それで、私たちはここで何をしているんだろう…と意識を向けた時、見えてきました。

守っているのです。

火山が噴火しないように、麓や、噴煙の立ち込めるあたりに輪になって集まって、ぐるぐると回りながら、二つの火山を安定させている。青い存在たちも、一緒になって力を貸してくれていました。もしかしたらあの青い光は、火山の意識そのものなのかもしれない…どこかで繋がっている感じがありました。

このお仕事は好きですか、という南風さんの問いには、考えるより先に答えが出ていました。楽しんでやっていましたよ、と。義務ではなくて、陽気に、楽しみながら。その感覚から、ああ、私たちはこの火山を大切にしているんだな、ということが伝わってきました。

そこから、南風さんに促されて、時間が移り変わりました。

気がつくと私は、火山の懐の中…マグマだまりのようなところに、大きな存在としてただ在る、という感覚になっていました。なぜかは分からないけれど、先ほど力を貸してくれていた青い発光体とも、仲間たちとも融合して、一つのエネルギーになっているのです。火山は、噴煙も上がっていない、休火山のようになっている感覚があります。その中で、安心して、一つになって、休んでいる…そういう情景でした。

そしてまた、時が移り変わりました。

最初に見た、あの真っ赤な情景と同じ山のはずなのに、山肌には苔が生えて、キノコがあちこちに顔を出して、背丈の低い草が伸び始めています。空は青々として、雲がぷかぷかと流れていて、カエルのような生き物までいる。あの殺伐とした赤い世界が、命の育つ世界に変わっていました。

では今の私はどこにいるんだろう、と探してみると、どうやら…山肌そのものになっているようでした。自分の力で、なのかは分からないけれど、動植物がこうして繁栄してきた姿を眺めて、喜んでいる。いい時代になってきたなあ、と。自然と一体になったまま、安心して、その移り変わりを見守っていました。

そこから、意識がドーンと、地下へ深く深く落ちていくシーンに移り変わりました。そのように、感じたのです。

進む先には、壮大な青い光が見えています。その光を目の当たりにしながら落ちていって、最終的にそこへ繋がっていくのが分かる…そんな感覚がありました。

そこで、感じたことがあります。この光は、あの青い存在たちと同じ色をしている。火山の意識かもしれない、と感じていたあの存在たちは、もしかしたら、この星の核の、何か別の意識だったのかもしれない…と。

その時の気持ちを南風さんに聞かれて、出てきたのは、こういう言葉でした。

力になることができた。

助けてあげた、ではないのです。助けることが、できた。そういう静かな満足感でした。

そして私は、その青い光と一緒になって、星の意識そのものになっていました。惑星の周りをエネルギーフィールドのように囲んで、バリアのように波動を放ちながら、星全体を包んでいる。最初に降り立ったあの火山地帯は、この星のほんの小さな一部分で、そこにいた私は小さなエネルギーのひとかけらだったのに、いつの間にか、星全体を包むところまで大きくなっていました。元気が外に漏れ出しそうなくらい活性化して、意識も感覚も、どんどん大きくなっていく。もしかしたらこの元気なエネルギーが、エネルギーフィールドのように見えていたのかもしれません。

その星を探ってみると、とても楽しそうな雰囲気が伝わってきました。今の言葉でいうならパラダイス。いろんな存在が集まって、他の星から来る存在もいて、みんな仲良く、惑星ごと賑わっている。本当に、パラダイスのように見えました。

そして、体験しているこの過去世の人生の、最後の場面に移り変わりました。

役目を終えた私は…裏返ったのです。

変な言い方ですけど、そうとしか言えない感覚でした。ブラックホールの裏にホワイトホールがあるように、メビウスの輪をたどるように、表と裏がひっくり返って、役目を終えた意識が、新しいものに変わっていく。そういう転換でした。

心の中にあったのは、やりきった、という感覚でした。達成感、誇らしさ…そんな気持ちで満ちていました。

「この人生の学びと目的は、何だったのでしょう?」と南風さんが問いました。

協力することの、ようです。

一つ一つは小さくて、別々の存在。でも、その小さな一つ一つがしっかりと繋がった時、大きなエネルギーになる。途中で休む時間もあったけれど、結果としてみんなで一つになれて、大きなものになれた。星は繁栄して、それをエネルギーで守ることができた。協力したからこそ成し遂げられた…その成功例を見せられたような気がしました。

セッションの後半は、前回と同じように、サブコンシャス(潜在意識)との対話でした。

なぜ今日、この人生を見せたのか。その問いへの答えは、はっきりしていました。

「協力することは必要。一つ一つの考えがバラバラだったとしても、協力すれば成し遂げられる。それを伝えたかった」

「一見、考えが合わない存在に見えても、そのうち協力が必要になる。怖がるな。成せる」

「今世、生まれる前に決めてきたことは?」

「つなげたい。みんなと、みんなの心をつなげたい」

それを聞いた時、自分にそんな力があるとは思えない、という気持ちが正直なところ湧いていました。するとサブコンシャスは、それも見透かしたように続けました。

「自信がない、気づけていない。まったくその通り。決めてきたことが大きいから、一個一個積み重ねていくしか道はない。途方もない努力は必要。だけど、できるはずなんだよね。自分で決めたんだからね」

「大きな力があればいいというわけではない。すべては繋がっているから、一つの小さなことが大切。大きなことを成そうと思わなくても、結果としてそれが繋がっていくから。目の前のことを、一個ずつ」

そんな対話の中で、この人生で何がしたいのか、という問いがありました。

この人生では、私はみんなに、笑顔になってもらいたいようなのです。

その直後でした。ふと、別の映像が見え出したのです。サブコンシャスの言葉を後押ししてくれる存在が、姿を見せてくれたような感覚でした。

江戸時代のような城下町です。着物を着たお姫様がいて、裕福な家の生まれのはずなのに高飛車なところがまるでなく、少しおてんばで、井戸の周りで城下町の人たちと戯れて笑っています。周りの人たちは尊敬の眼差しを向けながら、それでいて横一線の感覚で、一緒に笑い合っている。あのお姫様も、周りの人たちを笑顔にしていたのです。

このお姫様は、どうやら今世の私に協力してくれている存在のようでした。彼女が生きた人生の課題は、いま私が生きている人生と、性質が似ているようなのです。だからこそ、こんなことで悩んでいる私を、逆に笑い飛ばしてくれている。そんなことぐらいで何を言っているの、私にできたんだから、あなたにもできるはずよ…そんなふうに励まして、後押しして、元気をくれているのでした。

そのシーンを体感して、なんだか言葉をもらっただけで、少し肩の力が抜けました。

こんな言葉もありました。

「彼の体験は、部分部分で宇宙の仲間たちにシェアされている。彼は代表で、勇気を持って、この3次元のいろんな感情を感じに来ている」

第1回のセッションで聞いた「情報をあげること」を思い出しました。恒星だった頃も、仲間たちといつも報告し合っていた。形は変わっても、同じことを続けているのかもしれません。

今世を選んだ理由を尋ねると、返ってきたのはこんな言葉でした。

「あえてこのタイミングを選んだのかな。大好きなものを、最後にとっておいて食べる…そういうイメージ」

その例えが妙に人間くさくて、催眠の中なのに、少し可笑しくなりました。

残りの人生を楽しく過ごすためのアドバイスも、もらいました。これまでいろいろと大変なことも、苦労もあっただろうけど、これからは…という流れで返ってきたのは、拍子抜けするくらい軽い調子の言葉でした。

「いいんだよ、大丈夫だよ。深刻にならないで、イージーモードになっちゃいなよ」

そして最後に、こんな言葉がありました。

「みんな繋がっているんだよ」

その瞬間、視界の中で光が、大きくボワーっと広がっていきました。

「ちゃんと繋がってるんだよ、って言ってます」と、自分の口がそう伝えていました。

いま思うこと

第1回で見たのは、一人で静かに照らす光でした。第2回で見せられたのは、みんなで一つになって星を守る光でした。「協力すれば成し遂げられる」という言葉の意味を、私はいま、仕事でも発信でも、人との関わりの中で少しずつ確かめている気がします。「みんな繋がっているんだよ」と言われた時のあの光の広がりを、今も時々思い出します。