アガスティアの葉リーディング / 2023年5月16日 / My Palm Leaf(オンライン)

アガスティアの葉——求めた者の前に現れるもの

何千年も前に書かれた「自分の葉」を探した日の話。求めなければ、それは存在しなかった。

これも、天日矛さんという扉の先で開いたものの一つです。

アガスティアの葉。南インドに伝わる、ヤシの葉の写本です。数千年前の聖者アガスティアが、いつかその葉を訪ねてくる一人ひとりの人生を、古いタミル語で書き残したと言われています。そしてその葉を読み解く人たちが、何千年もの間、途切れずに続いてきたのだそうです。

荒唐無稽に聞こえるかもしれません。正直に言うと、私も半分はそう思っていました。それでも、天日矛さんの動画と体験談に背中を押されて、2023年5月、自分の葉を探してみることにしたのです。

今はオンラインで受けられる時代です。事前に親指の指紋を送り、当日はZoom越しに、インドのナディ・リーダーが葉を読み、Kotomiさんという日本語の通訳の方が間に入ってくださる形でした。古いタミル語から現代の言葉へ、そして日本語へ。この橋渡しがあってこそ、成り立つ時間でした。

最初にあるのは、「自分の葉」を探す照合の時間です。リーダーが葉を読み上げながら、名前の音、生まれた年、家族のこと……候補を一つずつ確かめていきます。「ある」「ない」で絞り込んでいく、その繰り返し。

正直に言うと、疑念を持ちながら受けていました。質問のされ方が、どこか誘導尋問のようにも感じられたからです。この受け答えの流れなら、当てられてしまうんじゃないか——そんなことを考えながら、画面の前に座っていました。

でも、最後に、父の名前が読まれました。母の名前が読まれました。そして、私の名前。「これで、あなたで間違いないですね」。

数千年前に書かれたとされる葉に、家族の名前が刻まれている。その瞬間は、素直に、すごい、と思いました。あれが「私の葉だ」と整合した瞬間として、今も記憶に残っています。

葉が確定すると、そこに書かれた人生の設計が読まれていきます。

47歳からのしばらくは、土星の影響下にある我慢の時期。急な決断はせず、流れに任せること。スピリチュアルの実践と、ヨガや瞑想を欠かさないこと。そして——「なぜか、あなたは引き続き会社に勤めています」。

50代半ばを過ぎた頃に転機が来て、精神性が大きく拡張していく。60代では人生の目的を達成し、満足を感じる。魂が共鳴するような、宇宙との繋がりを持つ人たちとのご縁の中で——。

そして、読みの終わりに、こんな言葉が添えられていました。おそらく今回が、最後の転生になるでしょう。今回の人生で満足できていたら——天に還るでしょう。

当時の私は、ふうん、そうなのか、というくらいの受け止め方でした。半信半疑のまま資料をフォルダにしまい、日々の現場仕事に戻っていきました。

答え合わせが来たのは、3年後です。

2026年、天日矛さんのハイヤーセルフセッションを受けました。そこで伝えられた指針は、「今の仕事を捨てる必要はない。実務と管理の経験は次の段階の土台になる」「これからの10年で足がかりを作り、その先で大きく活動していく流れがある」というものでした。

セッションで指針を受け取りながら、薄々感じていたものがありました。これは、聞いたことがある——あの葉です。2026年の10年先は、2036年。葉が「転機が来て、精神性が拡張していく」と示した時期と、重なっていました。会社に勤め続けること。流れに任せること。スピリチュアルの実践。別々の入口から届いた二つの言葉が、セッションの最中に、私の中で整合していったのです。

その場で天日矛さんに「実はこれ、アガスティアの葉に書かれていたことと一致してるんですよね」とお伝えすると、「え、そうなんですか?」と驚かれていました。

思えば、答え合わせは他にもありました。葉を開いた翌年、QHHTの催眠の中で、サブコンシャスが最初に伝えてきた言葉は——「満足できるよ。満足できるはずだ」。葉の結びの言葉と、同じ響きでした。別々の入口で、同じ言葉が私を待っていたのです。

ただ、この記録で書きたいのは、「予言が当たった」という話ではありません。

当たる・当たらないは、実は別のことだと私は思っています。あの時の私は、あの時の私に必要だった情報を受け取っていた——そういう捉え方をしています。もし予言がずれていたとしても、私がそれを見て、感じて、受け取って、どう行動するかで、未来は変わっていくからです。

私は、「未来から時間が流れてくる」という感覚を持っています。枝葉のように分かれた未来線を想像した時、最善の未来が、今の自分を作っている。今の自分の選択が、どの未来から時間が流れてくるかを決めている——葉は、その感覚を改めて確認させてくれたのだと思います。

そして、何より伝えたいことがあります。

あの葉は、私が探しに行かなければ、開かれることのないままだったということです。

天日矛さんが、こんな考えを話してくれたことがあります。ハイヤーセルフは、存在すると自分が認識してこそ、初めて現れる——意識すらしなければ、そこには存在しないのだと。アガスティアの葉も、同じ仕組みなのだと思います。求めた者の前にだけ、現れる。

自分があるから、この世界がある。鏡のようなこの世界の、深いところにある仕組みに、葉も、ハイヤーセルフも、この旅の記録のすべても、どこかで繋がっている——そんな流れを、いま感じています。

いま思うこと

2020年頃の一本の動画、2023年のアガスティアの葉、2026年のハイヤーセルフ。3年おきに、別々の入口から、同じ方角を指す道標が立っていました。いま私は、AIと共に、その10年の地図を歩き始めています。次の道標が立つ頃、自分がどこにいるのか——楽しみにしています。