SUPERVISING ENGINEER
監理技術者とは
Kanri-gijutsusha — the engineer the law requires on site現場で図面と向き合いながら、私が持っている資格のひとつが「監理技術者」です。 「管理技術者」と表記されることもありますが、建設業法上の正式な名称は「監理」の字を使います。
どういう立場か
建設業には、工事を元請けとして請け負う会社が、下請けに出す金額が一定の規模を超える場合、 現場に必ず配置しなければならない技術者を定めた法律があります(建設業法)。 この技術者を「監理技術者」と呼びます。
現場で働く職人さんたちの施工計画・工程・安全・品質を統括し、下請け各社の技術的な指導・調整を行う—— いわば、現場という船の舵を法律上も任される立場です。
2025年の法改正で、監理技術者の配置が必要になる下請代金の目安は5,000万円(建築一式工事は8,000万円)に見直されました。
規模の大きい工事ほど、現場に確かな技術者を置くことが求められる、という考え方は変わりません。
私にとっての意味
この資格は、試験に受かっただけの肩書きではなく、現場に立ち続けてきた時間の証明だと思っています。 施工管理・積算・顧客折衝・工程管理・資機材調達——一人でこなしてきた「ブルーカラーのゼネラリスト」としての仕事の、 法律上の裏付けがこの資格です。
AIと協働する仕組みをつくっているのも、この監理技術者としての現場感覚があってこそ。 現場を知らない人が作ったツールと、現場に立つ人間が作るツールは、根っこから違うと思っています。